仕訳の作り方
商品を売り上げ、その代金決済がクレジットカードで行われた場合、信販会社に対して、「売掛債権」が発生します(反対に、当社の顧客は信販会社に対して債務を負います)。この売掛債権は、当社の顧客に対しての直接的な売掛債権ではないので、それを区別するために、「クレジット売掛金」勘定を使って記録します。
まず、仕訳の右側に「売上(収益の+)」と記録します。次に、クレジット会社に支払う手数料18(600×3%)を仕訳の左側に「費用の+」として、「支払手数料」勘定を使って記録し、支払手数料を差し引いた残額582を仕訳の左側に「資産の+」として、「クレジット売掛金」を使って記録します。
なお、決済手数料を記録するタイミングは、2つあります。1つ目は、本問のように商品を売上げたときです。2つ目は、売掛債権の回収時です。