3分法によって商品売買取引を記録する場合、商品を仕入れたときに、「費用の+(発生)」として、「仕入」勘定を使って記録します。
商品を仕入れるときに、以前受け取ったT社が振り出した約束手形を仕入先に譲り渡せば、約束手形を受け取ったときに発生した「手形債権」が仕入先に移ります。この手形債権の減少を「資産のー(減少)」として「受取手形」勘定で記録します。
手形はだれとだれが債権債務をもっているかを整理することがポイントです。本問では、まず、約束手形を振り出したのはT社です。それを最初に受け取ったのは当社です。そして、当社がその約束手形を裏書して仕入先に譲渡しました。
最終的には、手形の振出人は「手形債務」を負い、手形の受取人が「手形債権」を保有する、この債権債務の関係を図でイメージしましょう。