まず、現金・預金の動きに注目しましょう。この取引で現金300が減りました。仕訳の右側に「資産のー(減少)」として、「現金 300」と記録します。
お金を他人に貸せば、後日そのお金を返してもらう権利が発生します。この権利のことを「貸付債権」といい、「貸付金」勘定を使って記録します。仕訳の左側に「資産の+(増加)」として、「貸付金 300」と記録します。
勘定科目には、「●●金」とつくものが多く混乱しがちです。債権なのか債務なのかにまず着目しましょう。
今回は、後日、貸したお金の返済を受ける権利である「貸付債権」が発生しました。また、誰かにとっての権利は誰かにとっての義務です。お金を借りれば、後日そのお金を返す義務が発生します。これを「借入債務」といいます。