Part2 StreamDeckで生産性UP
ここからは、今回の講座のもう一つの重要なテーマである『STREAM DECK (ストリームデック)』について説明します。
※この講座の内容はすべてUdemyで詳しく紹介しています。STREAM DECKのExcelプロファイルデータも付録としてダウンロードできます。参照:Excel業務効率化講座 - ショートカット&StreamDeckで実践
StreamDeckとは
ストリームデックは、ボタンに様々な機能を割り当てることができる、カスタマイズ可能なデバイスです。 まるで、Windowsを操作する簡易ロボットのようなもので、ボタン一つで複雑な操作を実行できます。 特に、Excelのような頻繁にショートカットキーを使うアプリケーションでは、作業効率を大幅に向上させられます。
なぜStreamDeckがExcelに有効なのか?
「なぜストリームデックがExcelに有効なのか」についてみてきましょう。
Part1で見てきたように、Excelのショートカットキーは非常に便利です。 ただ、こんな課題があります。
- ショートカットキーの数が多すぎて覚えきれない
- キーの組み合わせが複雑で、操作に時間がかかる
- ショートカットキーを体で覚えるのにそれなりに時間を要する
これらの課題を解決できるのが、ストリームデックです。
ストリームデックには3つのメリットがあります。
直感的な操作
1つ目のメリットは、ボタン「ポチっ」による、直感的な操作です。 ボタンに機能を割り当てることで、視覚的に分かりやすく、迷うことなく操作できます。 また、1つのボタンに複数のキーボード操作を割り当てられるため、複雑な作業もボタン「ポチっ」で完了させられます。
カスタマイズ性
2つ目のメリットは、高いカスタマイズ性です。 自分の作業に合わせて、ボタン配置や機能を自由に設定できます。 私が共有するように、誰かが時間をかけて丹念に作りこまれた「プロファイルデータ」をチーム内で共有できます。 購入した日からすぐにあなたの代わりに退屈な作業をロボットがやってくれます。
さまざまなアプリケーションの操作を自動化できる
3つ目のメリットは、Excel以外のアプリケーションでも利用できる点です。 他のソフトでもショートカットキーを登録できるので、作業環境全体を効率化できます。 たとえば、私はAdobeのイラストレーターやプレミアプロ、税務関連の業務などでもさまざまな操作をボタンに登録して使っています。
ストリームデックは、上記に掲げたExcelのショートカットキーの課題を解決できます。
「覚えたほうがよいショートカットキー」と「ストリームデックに任せられるショートカットキー」を明確に区別することで、Excel作業の生産性を最大化しましょう。 次は、StreamDeckを活用すれば「覚えなくていいExcelショートカットキー」についてみていきましょう。