1.4. 【演習】財務諸表作成の5つのステップ
ボタンをStep1からStep5(今回は決算整理は不要なのでStep4は省略)まで用意したので、ポチポチと押してみながら、財務諸表が作られていく過程を概観してみてください。
4つのSTEP -
この例では、商品売買を「売上原価対立法」で記録するため、決算整理の
「Step4」が省略されます。
もし「3分法」で記録し、期末に商品の売れ残りがあれば、決算整理が必要です。
STEP1
取引を仕訳に変換
取引を「単価」と「数量」に分解しました。自由に取引の数字を調節してみましょう。その際に、現金がマイナス残高(倒産を意味します)にならないように気を付けましょう。
取引No | 概要 | 詳細 | STEP1 取引を仕訳に変換 | 数量 | 単価 |
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#1 | 会社設立 | 元手 2,000 で会社を設立し、その全額を資本金とした。 | 発行株式数 : 200 個 | 株価 : 10 円 | |
#2 | 商品現金仕入 | 商品(リンゴ : 20 個 ✖ @50 )を 1,000 で仕入れ、その全額を現金で支払った。 | 仕入数量 : 20 個 | 仕入単価 : 50 円 | |
#3 | 商品売上 | 商品( リンゴ : 5 個 ✖ @400 )を 2,000 で売り上げ、 売上代金の全額を現金で受け取った (仕入原価 250 = 5 個 ✖ @50)。 | 売上数量 : 5 個 | 売値 : 400 円 | |
#4 | 銀行借入 | 銀行から 2,000( 元本 )を借り入れた。 | 借入額 : 2,000 円 |
STEP2
仕訳を各勘定(総勘定元帳)に転記
仕訳(帳)
取引No | 借方勘定科目 | 借方金額 | 貸方勘定科目 | 貸方金額 | STEP2 各勘定に転記 |
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STEP3
各勘定(総勘定元帳)の残高をT/Bに集計
資産・費用勘定
現金勘定
取引No | 取引概要 | 期首残高 | 借方金額 | 貸方金額 | 期末残高 |
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合計 | - | - | - | - |
商品勘定
取引No | 取引概要 | 期首残高 | 借方金額 | 貸方金額 | 期末残高 |
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合計 | - | - | - | - |
売上原価勘定
取引No | 取引概要 | 期首残高 | 借方金額 | 貸方金額 | 期末残高 |
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合計 | - | - | - | - |
負債・純資産・収益勘定
短期借入金勘定
取引No | 取引概要 | 期首残高 | 借方金額 | 貸方金額 | 期末残高 |
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合計 | - | - | - | - |
資本金勘定
取引No | 取引概要 | 期首残高 | 借方金額 | 貸方金額 | 期末残高 |
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合計 | - | - | - | - |
売上高勘定
取引No | 取引概要 | 期首残高 | 借方金額 | 貸方金額 | 期末残高 |
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合計 | - | - | - | - |
STEP5
T/Bから財務諸表を作成
「数量」と「単価」のバーを調整することで、実際に財務諸表のどのあたりに影響が出るかざっくりと確認してみてください。
貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書、株主資本等変動計算書についての詳細は次の章以降で確認しましょう!