1. イントロダクション
最初に、登場人物を紹介します。
主人公は「クチヒゲ」さんです。
クチヒゲさん自ら株式会社を設立し、リンゴを仕入販売する八百屋を始めました。
当社の代表取締役はクチヒゲさんです。
農家を営むアゴヒゲさんからリンゴを仕入れ、レストランを営むハートさんにリンゴを売上げます。
図の見方
次に、図の見方(絵の位置関係だけ)を確認します。
話者と聞き手との間で図の解釈が共有されている場合に限り、図を使った説明はわかりやすいといわれます。
各用語の解説は各Partで後述しますので、わからない用語はとばして大丈夫です。
取引
取引は原則、自分のもつ「何か」と取引相手のもつ「何か」を等価交換することで成立します。
図をみるときは、この
「誰」と「誰」が「何」と「何」を「いくらで」交換したのかに注目してください。
取引と財務諸表の連動をイメージ
ざっくりと取引の全体感を確認しましょう。
細かい解説は、各章で丁寧に行っていきます。
最初に、下のボタンを押してください。取引は合計22個あります。
ここでは、図の中の
クチヒゲさんが誰と何をいくらで交換したかと、その結果、お金がいくら増減したかだけに注目してください。
「貸借対照表」の左上に「現金及び預金」があります。
図の中のお金の増減・その手元有高を把握するだけなら、「現金及び預金」だけでも事足ります。
しかし、会社が儲かっているのか、お金を何に使ったのかなどの「経営情報」を「現金及び預金」の増減・その手元有高だけで把握するのは困難です。
従って、以下の図の下にある、「キャッシュフロー計算書」、「貸借対照表」、「損益計算書」、「株主資本等変動計算書」などを使って、「経営情報」を提供することになります。
キャッシュフロー計算書 (C/S)
貸借対照表 (B/S)
損益計算書 (P/L)
金額 | |
売上高 | - |
---|---|
売上原価 | - |
売上総利益 | - |
役員報酬 | - |
法定福利費 | - |
広告宣伝費 | - |
消耗品費 | - |
減価償却費 | - |
販売費及び一般管理費 | - |
営業利益 | - |
受取利息 | - |
営業外収益 | - |
支払利息 | - |
創立費 | - |
営業外費用 | - |
経常利益 | - |
特別利益 | - |
特別損失 | - |
税引前当期純利益 | - |
法人税等 | - |
当期純利益 | - |
株主資本等変動計算書 (S/S)
株主資本合計 | 純資産 合計 | |||
---|---|---|---|---|
資本金 | 利益 剰余金 | 株主 資本 合計 | ||
当期首残高 | - | - | - | - |
新株の発行 | 500 | - | 500 | 500 |
当期純利益 | - | - | - | - |
当期変動額合計 | 500 | - | 500 | 500 |
当期期末残高 | 500 | - | 500 | 500 |
Part1の概要
それぞれのページのまとめを記載しました。