1.1. 3つの活動と財務諸表
会計では、すべての企業の活動を大きく3つに分けます。
この財務諸表を「読める」ようになれば、企業の状態がわかるようになります。
それはちょうどパイロットがコクピットの計器盤をみて飛行機の状態がわかるようになるのと同じです。
飛行機を運よくとばせても、もし肝心の計器盤が読めなければ、パイロットとパイロットに命を預けた乗客には悲惨な末路が待っているでしょう。
もし、経営を飛行機の操縦に例えるならば、会計データは経営のコクピットにある計器盤にあらわれる数字に相当する。 計器は経営者たる機長に、刻々と変わる機体の高度、速度、姿勢、方向を正確かつ即時に示すことができなくてはならない。 そのような計器盤がなければ、今どこを飛んでいるのかわからないわけだから、まともな操縦などできるはずがない。