1.2. 財務諸表
企業の3つの活動(営業・投資・財務活動)を数字で表したものが「財務諸表」です。
この財務諸表が「読める」ようになれば、パイロットがコクピットの計器盤をみて飛行機の状態がわかるのと同じように(あるいは医者がレントゲン写真をみれば、その患者の健康状態がわかるのと同じように)、企業の経営状態がわかるようになります。
財務諸表には、
「貸借対照表(B/S : Balance Sheet)」、
「損益計算書(P/L : Profit and Loss Statement)」、
「キャッシュフロー計算書(C/S : Cash Flow Statement)」などがあり、
この3つを特に「財務3表」といいます。
事業開始からの1年間だけであれば、この財務3表だけで理解できるのですが、
連続した期間の損益計算書と貸借対照表のつながりを見るためには財務諸表のうち、
さらにもうひとつ付け加えておく必要があります。
それが「株主資本等変動計算書(S/S : Statements of Shareholders' Equity)」です。
- 貸借対照表(B/S : Balance Sheet)
- 損益計算書(P/L : Profit and Loss Statement)
- キャッシュフロー計算書(C/S : Cash Flow Statement)
- 株主資本等変動計算書(S/S : Statements of Shareholders' Equity)
それぞれの財務諸表の構造については、以下で詳細に確認します。
「 P/Lの構造(損益計算書)」
「 B/Sの構造(貸借対照表)」
「 C/Sの構造(キャッシュフロー計算書)」
「 S/Sの構造(株主資本等計算書)」