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3.2. 収益の勘定科目

ここからは損益計算書の右側にある「収益」の勘定科目にどんなものがあるのか確認しましょう。

売上高

勘定科目名称 概要
売上高 商品を売上げたとき、「売上」勘定を用いて記録します。損益計算書では最終的に、「売上高」と表示されます。

なお、サービス業では商品を販売しないで、役務(サービス)を顧客に提供して対価を得ます。 この場合、「役務収益」という勘定科目を使い、この役務収益にかかった原価は「役務原価」という勘定科目を使います。 財務諸表の利用者が、商品を販売したことによる売上と、サービスを提供したことによる売上とを見てわかるようにするために勘定科目を分けます。

営業外収益

本業の営業活動以外によって発生した収益は営業外収益に含めます。

勘定科目名称 概要
受取利息 預金や有価証券などの利息債権が発生したとき、「受取利息」勘定を用いて記録します。
受取手数料 取引の当事者ではないが、取引の仲介を行ったとき、その取引の成約手数料を受け取ることがあります。 このような手数料が発生したとき、「受取手数料」勘定を用いて記録します。
受取配当金 株式を保有していると、その会社に出資してあげた見返りとしてその会社の儲けの一部を分け前として受け取ることがあります。 これを「配当金」といい、配当金が発生したとき、「受取配当金」勘定を用いて記録します。

特別利益

臨時・偶発的な利益を「特別利益」といいます。特別損失は、臨時・偶発的な損失のことでした。

勘定科目名称 概要
有価証券
売却益
買ってきた有価証券を買った金額より高く売却すれば、利益が発生します。この利益が発生したとき、「有価証券売却益」勘定を用いて記録します。
固定資産
売却益
固定資産を売却したとき、売却時点の帳簿価額よりも高く売却すれば、利益が発生します。この利益が発生したとき、「固定資産売却益」勘定を用いて記録します。