先に売上代金を受け取れば、前受債務が発生しました。反対に、先に仕入代金を支払った場合であれば、仕入先に対して、後日商品を受け取る権利である、前払債権(「前払金」勘定)が発生します。これと対で覚えておきましょう。
前受金勘定の例題 - 1
前受金勘定の例題を確認しましょう。
例題
得意先から商品600の発注を受け、前金として全額の600を現金で受けとった
1. この取引で増減するのはどの要素?
左側(借方)
右側(貸方)
2. その勘定科目と金額は?
借方科目と金額
貸方科目と金額
前受金勘定の例題 - 2
前受金勘定の例題を確認しましょう。
例題
得意先に商品(原価300)を600で販売し、代金は前金と相殺した
1. この取引で増減するのはどの要素?
左側(借方)
右側(貸方)
2. その勘定科目と金額は?
借方科目と金額
貸方科目と金額
解説です。
商品を引き渡せば、前受債務は精算されるので、発生とは反対の左側に「前受金」勘定をもってきます。