5.3.1. 資本金勘定
会社の基本的かつ重要な意思決定を行う場である「株主総会」において、剰余金の処分の決議を行う。
この時、会社に配当を支払う義務が生じる。 配当が支払われたとき、その配当を支払う義務は消滅する。
取引の流れ
 株式による資金調達(株式の発行)
 出資者が出資金として払いこんだ金額を記録する勘定科目が「資本金」勘定です。会社はお金を出資してもらう代わりに、株式を発行します。この株式の保有者を「株主」といいます。
 決算日
 決算日時点での利益を計算し、儲けを確定します。
 剰余金の処分(配当金の確定)
 事業活動の結果、会社に儲けが生まれれば、その一部を株主に渡します。これを「配当」といいます。お金を出してくれた見返りとして儲けを渡します。
 資本金勘定の例題 - 1
資本金勘定の例題を確認しましょう。
例題
 
        会社を設立し、出資金として300を会社の普通預金口座へ払い込んだ
      
          1. この取引で増減するのはどの要素?
        
 左側(借方)
 右側(貸方)
 
          2. その勘定科目と金額は?
        
 借方科目と金額
 貸方科目と金額
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