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7.3. 試算表から財務諸表を作成(Step5)

決算整理を終えたら、試算表から貸借対照表と損益計算書を作成します。

まずは、損益計算書から作ってみます。
残高試算表のうち、費用と収益の諸勘定を集め、収益から費用を差し引き「当期純利益」と表示します。
次に、貸借対照表を作りましょう。
残高試算表のうち、資産・負債・純資産の諸勘定を集め、資産から負債と純資産を差し引いた差額を「利益剰余金」と表示します。
これで、利害関係者に報告できる財務諸表が完成します。
なお、残高試算表は勘定を集計しただけのものですので、 以下のように貸借対照表と損益計算書の表示名称を変える点には注意が必要です。
これは利害関係者が一目でみてわかるようにするためです。
日商簿記では、決算整理仕訳では「繰越商品」勘定を使うようになっているので、仕訳帳と残高試算表では「繰越商品」となります。 なのですが、これも最終的な財務諸表では「商品」に表示をかえます。 このあたりはまぎらわしいため、本コンテンツでは仕訳の段階で「商品」勘定をつかっています。

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まずは、損益計算書から作ってみます。
残高試算表のうち、費用と収益の諸勘定を集め、収益から費用を差し引き「当期純利益」と表示します。

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次に、貸借対照表を作りましょう。
残高試算表のうち、資産・負債・純資産の諸勘定を集め、資産から負債と純資産を差し引いた差額を「利益剰余金」と表示します。
これで、利害関係者に報告できる財務諸表が完成します。

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なお、残高試算表は勘定を集計しただけのものですので、 以下のように貸借対照表と損益計算書の表示名称を変える点には注意が必要です。
これは利害関係者が一目でみてわかるようにするためです。
日商簿記では、決算整理仕訳では「繰越商品」勘定を使うようになっているので、仕訳帳と残高試算表では「繰越商品」となります。 なのですが、これも最終的な財務諸表では「商品」に表示をかえます。 このあたりはまぎらわしいため、本コンテンツでは仕訳の段階で「商品」勘定をつかっています。

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練習問題 - Step5

ある企業の1年間の取引が以下の4つだけだったとします(取引はこれまでと同じです)。
決算整理後の試算表から貸借対照表と損益計算書(Step5)を作ってみましょう。
Step4から確認します。

STEP 4 - 決算整理を実施
「Step4 決算整理」は先ほど確認しました。 決算整理仕訳を各勘定に転記し、勘定を試算表(決算整理後)に集計したところです。
STEP 5- 試算表から財務諸表を作成
貸借対照表には資産・負債・純資産の勘定科目を集め、 損益計算書には費用・収益の勘定科目を集め、表示を適当な名称に変更すれば、完成です。

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STEP 4 - 決算整理を実施
「Step4 決算整理」は先ほど確認しました。 決算整理仕訳を各勘定に転記し、勘定を試算表(決算整理後)に集計したところです。

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STEP 5- 試算表から財務諸表を作成
貸借対照表には資産・負債・純資産の勘定科目を集め、 損益計算書には費用・収益の勘定科目を集め、表示を適当な名称に変更すれば、完成です。

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最後に、Step1からStep5までを通して、もう一度確認しましょう!
STEP 1 - 期中取引を仕訳に変換
期中取引はPart6でも確認しました。 まず、期中の取引をざっと仕訳に変換すると以下のような仕訳になります。 簿記は仕訳が命です。 ※もしここが不安であれば「Step1:取引を仕訳に変換」に戻り、詳細に確認しましょう。
STEP 2 - 期中仕訳を勘定に転記
次に、この仕訳をざっと 勘定に転記 すると以下のように勘定にまとめられます。 仕訳の左と右の勘定科目の金額をそれぞれを勘定の左と右に書き写せばよいだけです。 ※もしここが不安であれば「Step2:仕訳を勘定に転記」に戻り、詳細に確認しましょう。
STEP 3 - 勘定から試算表を作成
各勘定の残高を試算表に書き写せば、 残高試算表(決算整理前)の完成です。 試算表の左側と右側の合計が一致したので、適切に転記できたことが確認できます。
STEP 4-1 - 決算整理を実施(決算整理仕訳を追加)
商品を仕入れたとき、まだ売れていないのにも関わらず、その全額を「仕入」勘定を用いて処理しました。 そのため、期末の商品の売れ残りを「仕入」勘定から「商品」勘定に振り替えます。
STEP 4-2 - 決算整理を実施(追加仕訳を勘定に転記)
期中仕訳はすでに勘定に転記し終えています。 追加した決算整理仕訳を勘定に転記し、残高を計算します。
STEP 4-3 - 決算整理を実施(勘定から試算表を作成)
各勘定の残高を試算表に書き写せば、残高試算表(決算整理後)の完成です。 試算表の左側と右側の合計が一致し、適切に転記できました。
STEP 5 - 試算表から財務諸表を作成
貸借対照表には資産・負債・純資産の勘定科目を集め、 損益計算書には費用・収益の勘定科目を集め、表示を適当な名称に変更すれば、完成です。

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STEP 1 - 期中取引を仕訳に変換
期中取引はPart6でも確認しました。 まず、期中の取引をざっと仕訳に変換すると以下のような仕訳になります。 簿記は仕訳が命です。 ※もしここが不安であれば「Step1:取引を仕訳に変換」に戻り、詳細に確認しましょう。

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STEP 2 - 期中仕訳を勘定に転記
次に、この仕訳をざっと 勘定に転記 すると以下のように勘定にまとめられます。 仕訳の左と右の勘定科目の金額をそれぞれを勘定の左と右に書き写せばよいだけです。 ※もしここが不安であれば「Step2:仕訳を勘定に転記」に戻り、詳細に確認しましょう。

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STEP 3 - 勘定から試算表を作成
各勘定の残高を試算表に書き写せば、 残高試算表(決算整理前)の完成です。 試算表の左側と右側の合計が一致したので、適切に転記できたことが確認できます。

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STEP 4-1 - 決算整理を実施(決算整理仕訳を追加)
商品を仕入れたとき、まだ売れていないのにも関わらず、その全額を「仕入」勘定を用いて処理しました。 そのため、期末の商品の売れ残りを「仕入」勘定から「商品」勘定に振り替えます。

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STEP 4-2 - 決算整理を実施(追加仕訳を勘定に転記)
期中仕訳はすでに勘定に転記し終えています。 追加した決算整理仕訳を勘定に転記し、残高を計算します。

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STEP 4-3 - 決算整理を実施(勘定から試算表を作成)
各勘定の残高を試算表に書き写せば、残高試算表(決算整理後)の完成です。 試算表の左側と右側の合計が一致し、適切に転記できました。

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STEP 5 - 試算表から財務諸表を作成
貸借対照表には資産・負債・純資産の勘定科目を集め、 損益計算書には費用・収益の勘定科目を集め、表示を適当な名称に変更すれば、完成です。

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全体感をつかむことが大切です。繰り返し、イメージをつけましょう。

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おめでとうございます!これで終わりです。

ここまでくれば、もう会計・簿記について、漠然とでもイメージがついていることだと思います。 本当に、Good workでした!