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5.1.3. 売掛金勘定

掛けで商品を売上げれば、売掛債権が発生します。 この「売掛債権」を記録するのが、「売掛金」勘定です。自分にとっての「債権」は、相手からみれば「債務」です。
この売掛債権は、顧客からお金(もしくはそれと同等のもの)を回収する事で消滅します。 これを売掛債権の回収といったりします。

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掛けで商品を売上げれば、売掛債権が発生します。 この「売掛債権」を記録するのが、「売掛金」勘定です。自分にとっての「債権」は、相手からみれば「債務」です。

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この売掛債権は、顧客からお金(もしくはそれと同等のもの)を回収する事で消滅します。 これを売掛債権の回収といったりします。

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5.1.3. 売掛金勘定
取引の流れ
商品の売上(債権の発生)
掛けで商品を売上げれば、売掛債権が発生します。この「売掛債権」を記録するのが、「売掛金」勘定です。自分にとっての「債権」は、相手からみれば「債務」です。
売掛債権(売掛金)の回収
この売掛債権は、顧客からお金(もしくはそれと同等のもの)を回収する事で消滅します。これを売掛債権の回収といったりします。

売掛金勘定の例題 - 1

売掛金勘定の例題を確認しましょう。 この売上取引は、「3分法」を前提にします。

例題
当社は得意先に対し、販売価額600の商品(取得原価300)を売上げ、代金は掛けとした
1. この取引で増減するのはどの要素?
左側(借方)
右側(貸方)
2. その勘定科目と金額は?
借方科目と金額
貸方科目と金額

以下の解説は、ボタンを押して、図を変えながら読み進めてください。

当社は八百屋を営んでいます。 300で仕入れた3つのリンゴに利益(儲け)を300乗せ、販売価額600で得意先に掛けで売上げたという取引です。
掛けで商品を売上げれば、「売掛債権」が発生します。これは後日、代金を受け取れる権利であり、資産です。仕訳の左側の「売掛金」勘定を増やします。
この売掛債権は、商品を売って稼ぎました。 稼いだことで増えた資産は収益として記録します。仕訳の右側の「売上」勘定を増やします。
左側に「売掛金 600(資産+)」、右側に「売上 600(収益+)」という仕訳にこの取引を変換しました。

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当社は八百屋を営んでいます。 300で仕入れた3つのリンゴに利益(儲け)を300乗せ、販売価額600で得意先に掛けで売上げたという取引です。

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掛けで商品を売上げれば、「売掛債権」が発生します。これは後日、代金を受け取れる権利であり、資産です。仕訳の左側の「売掛金」勘定を増やします。

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この売掛債権は、商品を売って稼ぎました。 稼いだことで増えた資産は収益として記録します。仕訳の右側の「売上」勘定を増やします。

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左側に「売掛金 600(資産+)」、右側に「売上 600(収益+)」という仕訳にこの取引を変換しました。

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売掛金勘定の例題 - 2

売掛債権の回収時の例題を確認しましょう。

例題
掛けとした売掛金600を現金で回収した
1. この取引で増減するのはどの要素?
左側(借方)
右側(貸方)
2. その勘定科目と金額は?
借方科目と金額
貸方科目と金額

解説です。

売掛金が回収できれば、その売掛債権の消滅を記録すればよいので、発生時と反対の右側に売掛金勘定をもってきましょう。