5.2.1. 買掛金勘定
掛け売上げとは反対に、掛けで商品を仕入れれば、「買掛債務」が発生します。この買掛債務を記録するのが、「買掛金」勘定です。
この買掛債務は、仕入先にお金(もしくはそれと同等のもの)を支払う事で消滅します。これを買掛債務の精算といいます。
掛け売上げとは反対に、掛けで商品を仕入れれば、「買掛債務」が発生します。この買掛債務を記録するのが、「買掛金」勘定です。
この買掛債務は、仕入先にお金(もしくはそれと同等のもの)を支払う事で消滅します。これを買掛債務の精算といいます。
5.2.1. 買掛金勘定
取引の流れ
商品の仕入(債務の発生)
掛け売上げとは反対に、掛けで商品を仕入れれば、「買掛債務」が発生します。この買掛債務を記録するのが、「買掛金」勘定です。
支払期日(債務の精算)
この買掛債務は、仕入先にお金(もしくはそれと同等のもの)を支払う事で消滅します。これを買掛債務の精算といいます。
このように、 誰かにとっての権利は、誰かにとっての義務になります。 当社に「売掛金」が発生すれば、得意先には債務が発生していました。 ハートさんの本業はレストラン経営なので、「買掛金」となるかもしれません。
なお、リンゴを売上げて発生した売掛債権が、得意先にとって買掛債務になるとは限らない点には注意が必要です。 得意先にとってリンゴを購入することが本業と関わりがあれば「買掛債務」となりますが、単にリンゴを後払いで購入しただけであればこれは「未払債務」となり、「未払金」などで記録します。
なぜこうなるかといえば、冒頭に説明したように、利害関係者が財務諸表をみたときに、企業がどんな活動を行っているかをみてわかるようにするためです。
買掛金勘定の例題 - 1
買掛金勘定の例題を確認しましょう。 この仕入取引は、「3分法」を前提にします。
例題
仕入先から商品300を仕入れ、代金は掛けとした
1. この取引で増減するのはどの要素?
左側(借方)
右側(貸方)
2. その勘定科目と金額は?
借方科目と金額
貸方科目と金額
解説です。
掛けで商品を仕入れれば、買掛債務が発生します。これは後日、代金を支払う義務であり、負債です。仕訳の右側の「買掛金」勘定を増やします。
3分法の場合、商品を仕入れたときに「仕入」勘定を使います。この仕入勘定は費用の勘定科目であり、資産の勘定科目ではないことには注意が必要です(詳細はPart7で後述)。
左側に「仕入 300(費用+)」、右側に「買掛金 300(負債+)」という仕訳にこの取引を変換しました。
掛けで商品を仕入れれば、買掛債務が発生します。これは後日、代金を支払う義務であり、負債です。仕訳の右側の「買掛金」勘定を増やします。
3分法の場合、商品を仕入れたときに「仕入」勘定を使います。この仕入勘定は費用の勘定科目であり、資産の勘定科目ではないことには注意が必要です(詳細はPart7で後述)。
左側に「仕入 300(費用+)」、右側に「買掛金 300(負債+)」という仕訳にこの取引を変換しました。