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5.2. 負債の勘定科目

主要な負債の勘定科目を確認しましょう。 負債とは要するに債務であり、将来的にお金を引き渡すことになる義務です。

買掛金
掛け売上げとは反対に、掛けで商品を仕入れれば、「買掛債務」が発生します。この買掛債務を記録するのが、「買掛金」勘定です。
支払手形
商品を仕入れたとき、約束手形を仕入先に振り出すことがあります。手形を振り出せば、「手形債務」が発生します。この手形債務を記録するのが、「支払手形」勘定です。
借入金
お金を他人から借りたとき、後日そのお金を返す義務が発生します。この義務のことを「借入債務」といい、「借入金」勘定を使って記録します。
未払金
商品以外のモノを購入し、後日代金を支払う約束を結べば、後日その代金を支払う義務を負います。この場合の義務を「未払債務」といい、「未払金」勘定を使って記録します。
預り金
従業員や取引先からお金を一時的に預かれば、後日そのお金を引き渡す義務が発生します。一時的に金銭を預かった場合の債務は「預り金」勘定を使って記録します。
前受金
商品を引き渡す前やサービスを提供する前に、得意先から先に売上代金を受け取ることがあります。先にお金を受け取れば、後日商品(またはサービス)を引き渡す義務(前受債務)を負います。この場合の債務は「前受金」勘定を使って記録します。
手形借入金
お金を他人から借りたときに、借用証書の代わりに約束手形を振り出すことがあります。約束手形を振り出せば、支払期日に、お金を支払う義務(手形債務)が発生します。営業上の手形債務と区別し、「手形借入金」勘定を使います。