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5.3.3. 繰越利益剰余金勘定

会社の利益(儲け)を記録する勘定科目が「繰越利益剰余金」勘定です。 この繰越利益剰余金は実際の企業の財務諸表で確認すると「利益剰余金」に含められます。

Part1の会計の基礎知識でもふれましたが、貸借対照表の利益剰余金(「繰越利益剰余金」勘定)は、当期純利益(儲け)の累積額です。

繰越利益剰余金勘定の例題 - 1

繰越利益剰余金勘定の例題を確認しましょう。

例題
株主総会において、株主への配当金支払い100(繰越利益剰余金100の処分)を行うことを決議した
1. この取引で増減するのはどの要素?
左側(借方)
右側(貸方)
2. その勘定科目と金額は?
借方科目と金額
貸方科目と金額

以下の解説は、ボタンを押して、図を変えながら読み進めてください。

繰越利益剰余金(儲け)を処分し、配当を行うことを決議すれば、配当の原資となる繰り越してきた利益が減るので、仕訳の左側の「繰越利益剰余金」勘定を減らします。
株主総会で剰余金処分の決議を行えば、後日、配当を支払う義務を負います。これは会社にとっては債務であり、負債です。 仕訳の右側の「未払配当金」勘定を増やします。
左側に「繰越利益剰余金 100(純資産ー)」、右側に「未払配当金 100(負債+)」、という仕訳にこの取引を変換しました。

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繰越利益剰余金(儲け)を処分し、配当を行うことを決議すれば、配当の原資となる繰り越してきた利益が減るので、仕訳の左側の「繰越利益剰余金」勘定を減らします。

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株主総会で剰余金処分の決議を行えば、後日、配当を支払う義務を負います。これは会社にとっては債務であり、負債です。 仕訳の右側の「未払配当金」勘定を増やします。

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左側に「繰越利益剰余金 100(純資産ー)」、右側に「未払配当金 100(負債+)」、という仕訳にこの取引を変換しました。

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