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★ セル内の参照先へ移動(ジャンプ)

30シートもあるエクセルファイルだと計算チェックが大変です。
セル内の参照先へジャンプする場合は、 Ctrl +[キーで参照先までジャンプできます。
ただし、 「=」の次にある「参照先(最初の引数)」に対してだけ有効です。これは 極めて重要なポイントです。

繰り返します。データの持ち方の章でも触れますが、この計算チェックによるショートカットが有効なのは、最初の引数に対してです。
したがって、 これは計算式を作った人(資料の作成者であり、多くの場合これは若手が担います)が検証しやすい関数を使用したり、データを分解していなければ、そもそも使えません。

戻りたい場合はF5を押下します。
すると「ジャンプ」のウィンドウが立ち上がり、 参照先に対してジャンプ元が選択されている状態になるので、 そのままEntreキーを押下すれば、もといたところに無事に戻れます。

動画の移動が早すぎてよく見えないかもしれませんので補足します。
一番左のシートから一番右のシートまで合計30シートが並んでいます。
この一番左のシートのC3のセルは、一番右のシートのC3に対して「=」で結ばれています。 このショートカットによって一番右のシートのC3にジャンプできます。 また、一番右のシートのC3から元の参照先へ戻るには、 F5でジャンプのウィンドウを立ち上げそのまま Enterを押せば、戻れます。

シート間の高速移動 」で学習した Ctrl +PgDnキーで移動するのもありです。
私のこれまでの経験上、多くの方がこの方法を採用していることを見かけます。 これは悪手です。
時間がかかりますし(ゆえに思考が途切れ)、計算チェックだと、これはとても大変なやり方と言わざるを得ません。

このような悪手を見かけるたびに、相手の尊厳を傷つけないように、こっそりと教えます。
監査法人など、被監査会社から提出されるデータを主にチェックすることが仕事の場合、これを知っていないと人生のかなりの時間を浪費していることになりかねません。
また、私が被監査会社の立場でデータを作る場合は、必ずこのようなショートカットが使えるようにデータを作ります。
これについての詳細は、「VLOOKUP関数よりINDEX/MATCH関数を使う 」で演習を使って確認します。