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5.4.1. 仕入勘定

商品を仕入れたときに費用が増えたものとして「仕入」勘定を使います(3分法)。 まだ、売れてもいないのに、期中の仕入時に「費用の発生」として「仕入」勘定に記録することがポイントです。
仕入れたリンゴ3つ(仕入単価100)に儲けを300乗せ、600(売上単価200)で売上げたとします。 期末日に売れ残りがなければ、損益計算書上、リンゴ3つ分の費用と収益が対応し、その儲け300がきちんと記録されていることが確認できます。
では、仕入れたリンゴ2つ(売上単価200)しか売上げなければ、損益計算書ではどうなるでしょうか。 この場合、リンゴ2つの売上は400(儲け200)ですが、仕入はリンゴ3つ分のままになってしまいます。 実際の儲けは200なのに、損益計算書では100になってしまいます。
そこで、期中で仕入処理したうち、売れ残ったリンゴ1つを費用の「仕入」勘定から資産の「商品」勘定へ振り替え、翌期に繰り越します。 こうすれば、損益計算書上、リンゴ2つ分の費用と収益が対応し、その儲け200がきちんと記録されます(詳細はPart7決算 - 売上原価の算定 の章を参照)。

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商品を仕入れたときに費用が増えたものとして「仕入」勘定を使います(3分法)。 まだ、売れてもいないのに、期中の仕入時に「費用の発生」として「仕入」勘定に記録することがポイントです。

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仕入れたリンゴ3つ(仕入単価100)に儲けを300乗せ、600(売上単価200)で売上げたとします。 期末日に売れ残りがなければ、損益計算書上、リンゴ3つ分の費用と収益が対応し、その儲け300がきちんと記録されていることが確認できます。

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では、仕入れたリンゴ2つ(売上単価200)しか売上げなければ、損益計算書ではどうなるでしょうか。 この場合、リンゴ2つの売上は400(儲け200)ですが、仕入はリンゴ3つ分のままになってしまいます。 実際の儲けは200なのに、損益計算書では100になってしまいます。

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そこで、期中で仕入処理したうち、売れ残ったリンゴ1つを費用の「仕入」勘定から資産の「商品」勘定へ振り替え、翌期に繰り越します。 こうすれば、損益計算書上、リンゴ2つ分の費用と収益が対応し、その儲け200がきちんと記録されます(詳細はPart7決算 - 売上原価の算定 の章を参照)。

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取引の流れ
期中
商品を仕入れたときに費用が増えたものとして「仕入」勘定を使います(3分法)。 まだ、売れてもいないのに、期中の仕入時に「費用の発生」として「仕入」勘定に記録することがポイントです。
仕入れたリンゴ3つ(仕入単価100)に儲けを300乗せ、600(売上単価200)で売上げたとします。 期末日に売れ残りがなければ、損益計算書上、リンゴ3つ分の費用と収益が対応し、その儲け300がきちんと記録されていることが確認できます。
では、仕入れたリンゴ2つ(売上単価200)しか売上げなければ、損益計算書ではどうなるでしょうか。 この場合、リンゴ2つの売上は400(儲け200)ですが、仕入はリンゴ3つ分のままになってしまいます。 実際の儲けは200なのに、損益計算書では100になってしまいます。
期末 - 決算整理
そこで、期中で仕入処理したうち、売れ残ったリンゴ1つを費用の「仕入」勘定から資産の「商品」勘定へ振り替え、翌期に繰り越します。 こうすれば、損益計算書上、リンゴ2つ分の費用と収益が対応し、その儲け200がきちんと記録されます(詳細はPart7決算 - 売上原価の算定 の章を参照)。

仕入勘定の例題 - 1

仕入勘定の例題を確認しましょう。 この商品売買取引は「3分法」で記録します。

例題
商品300を仕入れ、代金は掛けとした
1. この取引で増減するのはどの要素?
左側(借方)
右側(貸方)
2. その勘定科目と金額は?
借方科目と金額
貸方科目と金額

以下の解説は、ボタンを押して、図を変えながら読み進めてください。

掛けで商品を仕入れれば、買掛債務が発生します。仕訳の右側の「買掛金」勘定を増やします。 商品を仕入れたときには、 費用勘定の「仕入」を使って記録します。これが3分法の特徴です。
左側に「仕入 300(費用+)」、右側に「買掛金 300(負債+)」という仕訳にこの取引を変換しました。

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掛けで商品を仕入れれば、買掛債務が発生します。仕訳の右側の「買掛金」勘定を増やします。 商品を仕入れたときには、 費用勘定の「仕入」を使って記録します。これが3分法の特徴です。

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左側に「仕入 300(費用+)」、右側に「買掛金 300(負債+)」という仕訳にこの取引を変換しました。

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