各ROUND関数
ROUND関数は数値を指定した桁数で四捨五入する関数です。基本的な使い方は以下の通りです。
ROUND関数
=ROUND(数値, 桁数)
- 数値:四捨五入する数値またはセル参照
- 桁数:四捨五入する桁数。正の値は小数点以下の桁数、負の値は整数部の桁数を表す。0の場合は整数に丸める。
具体例_ROUND関数:
=ROUND(1234.5678, 2)
は1234.57を返す(小数第3位を四捨五入)=ROUND(1234.5678, -2)
は1200を返す(百の位で四捨五入)=ROUND(1234.5678, 0)
は1235を返す(整数に丸める)
ROUNDUP関数
ROUNDUP関数は数値を切り上げる関数で、使い方はROUND関数と同じです。
=ROUNDUP(数値, 桁数)
具体例_ROUNDUP関数:
=ROUNDUP(1234.5678, 2)
は1234.58を返す=ROUNDUP(1234.5678, -2)
は1300を返す
ROUNDDOWN関数
ROUNDDOWN関数は数値を切り捨てる関数で、使い方はROUND関数と同じです。
=ROUNDDOWN(数値, 桁数)
具体例_ROUNDDOWN関数:
=ROUNDDOWN(1234.5678, 2)
は1234.56を返す=ROUNDDOWN(1234.5678, -2)
は1200を返す
これらの関数は、小数点以下の桁数が多い数値を見やすくしたり、有効数字を取り扱ったりする際に便利です。計算前に四捨五入するか計算後に四捨五入するかで結果が異なる場合があるので、使うタイミングに注意が必要です。