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VLOOKUP関数

VLOOKUP関数は、垂直検索(Vertical Lookup)を行うためのExcelの関数です。特定の値を最初の列に持つテーブルや範囲から行を検索し、その行の別の列にある値を返します。

関数の構文:

=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, [範囲検索])
  • 検索値: 検索する値です。これは関数がテーブルの最初の列で検索する値です。
  • 範囲: 検索を行う範囲です。このテーブルや範囲の最初の列が検索列になります。
  • 列番号: 結果として返す値がある列の番号です。範囲の最初の列は1として数えます。
  • [範囲検索]: 近似値検索を行う場合はTRUEまたは省略、完全一致検索の場合はFALSEを指定します。

私がVLOOKUP関数を原則使わない理由

VLOOKUP関数は、完全一致検索ではなく近似値検索の場面でのみ有用です。

VLOOKUP関数では、検索値が最初の列に位置している必要があり、また、参照元へジャンプする便利なショートカットキー(Ctrl+[)が使用できないためです。これは、経理やバックオフィスの業務では大きな制約となります。

例えば、多くの経理業務では、財務報告のために数百、数千のエントリから特定の取引を素早く見つけ出し、その元となるデータへ素早くジャンプする必要があります。 この場合、VLOOKUPではなくINDEXとMATCHを使う方がはるかに効率的です。

より複雑なデータ検索と分析のために、INDEXとMATCHの強力な組み合わせの使用方法を体で覚えることが、あなたのステージを上のレベルに引き上げる鍵となります。

詳細は、「VLOOKUP関数よりINDEX/MATCH関数を使う」を参照してください。