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VLOOKUP関数よりINDEX/MATCH関数を使う

エクセルでデータ検索を行う際、VLOOKUP関数は特定の状況で非常に便利ですが、全てのシナリオで最適とは限りません。

理由

この関数は近似値検索を行う場合には優れていますが、第4引数をFALSEに設定して完全一致検索を行う場合、INDEXとMATCH関数の組み合わせがより効果的です。
これは、VLOOKUPでは検索値が最初の列にある必要があり、参照元にジャンプするショートカットキー(Ctrl+[)が使えないため、特に経理やバックオフィスの業務において非常に不便です。

具体例 - VLOOKUP関数が有効な場面

たとえば、課税される所得金額から所得税額を計算する際、VLOOKUP関数の近似値検索(4つ目の引数にTRUEまたは1を設定する場合のこと)を使用すると、検索値に完全に一致するデータがない場合でも「検索値未満の最大の値」を返すため非常に便利です。

参考:国税庁HP_No.2260 所得税の税率_https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2260.htm

具体例 - VLOOKUP関数よりもINDEXとMATCH関数組み合わせが有効な場面

しかし、完全一致が必要な場合にまでVLOOKUP関数を使用するのはおすすめしません。少なくとも私は使っていません。
代わりに、INDEXとMATCHの組み合わせを使用することで、データの精度を保ちつつ効率的に検索が行えます。
この方法では、参照元に直接ジャンプ(Ctrl+[)することも可能で、数字のチェックが簡単に終わります。
シート数が何枚あろうが関係ありません。

まとめ

検索のニーズに応じて関数を選択することが重要です。 完全一致検索を頻繁に使用する環境では、VLOOKUPよりもINDEXとMATCHの組み合わせを推奨します。 これにより、エクセル作業の効率を大幅に向上させることができます。