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VLOOKUP関数は使わない!INDEX/MATCH関数を使う

エクセルでデータ検索を行う際、VLOOKUP関数は特定の状況(エクセル初学者の方がチームにいる場合で数値のレビューを行わない、GoogleSpreadSheetを使っている環境など)で便利ですが、 INDEXとMATCH関数の組み合わせの方が効果的な場面が多々あります。

やや、偏った意見かもしれませんが、 XLOOKUP・VLOOKUP関数は封印し、すべてをINDEXとMATCH関数の組み合わせで作ることを推奨しています。

理由

XLOOKUP・VLOOKUP関数は、検索値が最初の列にある必要があり、 参照元にジャンプするショートカットキー Ctrl +[ が意味をなさないからです。

具体例 - VLOOKUP関数が有効な場面

たとえば、課税される所得金額から所得税額を計算する際、VLOOKUP関数の近似値検索(4つ目の引数にTRUEまたは1を設定する場合のこと)を使用すると、検索値に完全に一致するデータがない場合でも「検索値未満の最大の値」を返すため非常に便利です。

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ちなみに、VLOOKUP関数の近似値検索も、INDEX-MATCH関数で書き換えられます。

近似値検索のVLOOKUP関数をINDEX関数とMATCH関数に置き換える

=INDEX($I$8:$J$14,MATCH(C$3,$H$8:$H$14,1),MATCH($B4,$I$7:$J$7,0))
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参照先: 近似値検索のVLOOKUP関数をINDEX関数とMATCH関数に置き換える

まとめ

Excelでデータ検索を行う際、VLOOKUP関数は特定の状況で便利ですが、多くの場合INDEXとMATCH関数の組み合わせの方が効果的です。 XLOOKUP・VLOOKUP関数は検索値が最初の列にある必要があり、参照元へのジャンプが困難なため、 これらの関数の使用を避け、すべてをINDEXとMATCH関数で代替することを推奨します。