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セルの結合はダメ

エクセルを使う上で、セルの結合は避けるべき操作の一つです。 本記事では、セルの結合がなぜダメなのか、そしてどのようにシートを管理すべきかについて解説します。

エクセルシート(範囲)の管理方法

エクセルシート(範囲)を効果的に管理するには、シートを大きく3つの役割に分けることが重要です。

  1. 入力シート
    データを入力するためのシート、データベースシートです。ここでは、セルの結合は絶対に避けてください。
  2. 計算シート
    入力されたデータを元に、計算を行うシートです。ここでも、セルの結合は避けるべきです。 セル結合されたセルにSUM関数を使うと、意図しない結果になることがあります。 セルの結合は、数式の参照が難しくなるため、計算シートでも避けるべきです。
  3. 出力シート
    計算結果を表示するためのシートです。 出力シートでは、見栄えを整えるためにセルの結合を使用しても構いません。 ただし、多くの場合、セルの結合を使わなくても、背景色を変更するなどの方法で見やすくできます。

セルの結合がダメな理由

セルの結合は、エクセルを使う上で避けるべき操作です。

  1. データの整合性が取れなくなる
    セルを結合すると、データの整合性が取れなくなる可能性があります。 結合されたセルでは、1つのセルにしかデータが入力されないため、他のセルとの関係性が失われてしまいます。
  2. 数式の参照が難しくなる
    結合されたセルを数式で参照する際、想定外の結果になることがあります。 これは、数式が結合されたセルの一部を参照してしまうためです。
  3. データの並べ替えや抽出が困難になる
    セルが結合されていると、データの並べ替えや抽出が難しくなります。 結合されたセルは、1つのセルとして扱われるため、個別のデータとして認識されません。

セルの結合の代わりに、見栄えを整える方法

セルの結合を使わずに、エクセルシートの見栄えを整える方法はいくつかあります。

  1. 背景色の変更
    セルの背景色を変更することで、見出しや重要なデータを強調できます。
  2. 罫線の使用
    罫線を使って、データをグループ化したり、表の構造を明確にできます。
  3. スタイルの適用
    エクセルには、あらかじめ用意されたスタイルがあります。これらを活用することで、簡単にシートの見栄えを整えられます。
  4. 「選択範囲内で中央」で整える
    セルの範囲を選択して、「選択範囲内で中央」を選択することで、セル内のデータを中央揃えにできます。

→ 詳細は 罫線・レイアウトのルール に進む

まとめ

以上のように、セルの結合は避けるべき操作です。入力シートや計算シートでは、絶対にセルの結合を使用しないでください。出力シートでも、可能な限りセルの結合を避け、他の方法で見栄えを整えるようにしましょう。