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5.1. 資産の勘定科目

主要な資産の勘定科目です。資産とは要するに会社の財産であり、将来的にお金になるものです。 ただ、便宜上、資産となるもの(繰延資産)もあります。

現金
会計では「現金」勘定に記録するのは、紙幣や硬貨などの通貨だけではなく、すぐに通貨に換金できることから通貨代用証券も「現金」勘定に含めます。
預金
代表的な預金の種類には、普通預金、定期預金、当座預金の3つがあります。
売掛金
掛けで商品を売上げれば、売掛債権が発生します。この「売掛債権」を記録するのが、「売掛金」勘定です。自分にとっての「債権」は、相手からみれば「債務」です。
受取手形
商品を売上げたとき、「約束手形」を得意先から受け取ることがあります。 約束手形とは、支払期日に、ある金額の支払いを約束する信用証券(紙きれ)のことです。 この手形を受け取れば、「手形債権」が発生します。 この手形債権を記録するのが、「受取手形」勘定です。
有価証券
株券(株式)、国債券、公社債券を購入したときは購入に要した手数料(付随費用という)を含め、「有価証券」勘定を使って記録します。
貸付金
お金を他人に貸したとき、後日そのお金を返してもらう権利が発生します。この権利のことを「貸付債権」といい、「貸付金」勘定を使って記録します。
車両運搬具
事業活動を行うために、建物、土地、備品、営業用車両、機械などを購入し、通常1年以上使用します。 このような目に見える形のある資産を有形固定資産といいます。 購入に要した手数料を含め、取得原価とします。ここでは車両運搬具を確認します。