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計算過程の分解

Excelを使いこなす上級者ほど、複雑な関数を組み合わせるのではなく、シンプルでメンテナンス性の高い表を作ることを心がけています。
特に計算過程を分かりやすく表現することが重要です。

1. 複雑な計算式は避け、計算セル・中間テーブルを活用する

上級者は一つのセルに長大な計算式を詰め込むのではなく、計算過程を複数のセルに分解して表現します。
例えば、複雑な計算式の結果を別のセルに出力し、そのセルを参照する形で最終的な計算式を組み立てるのです。
これにより、計算の流れが一目で分かるようになり、後からでも内容を理解しやすくなります。

2. 1ヶ月後、1年後の自分が見ても理解できる表を作る

SNSなどで複雑な計算式を披露している例もありますが、上級者が本当に重要視しているのは、時間が経っても自分や他人が見て計算内容を理解できるような表を作ることです。

3. INDEX関数とMATCH関数の組み合わせは最低限マスターする

表の縦横の要素を抽出するのに欠かせないのが、INDEX関数とMATCH関数の組み合わせです。
これだけは最低限使いこなせるようになっておきましょう。
慣れが必要ですが、一つのセルにこの2つの関数を組み合わせる程度であれば、十分にメンテナンス性を保てるはずです。