Eurekapu.com

図の見方

本コンテンツの特徴のうちの1つは、図解を多く取り入れていることです。

話者と聞き手との間で図の解釈が共有されている場合に限り、図を使った説明はわかりやすいといわれます。
ここでは図の見方(絵の位置関係だけ)を確認します。

当社(仮に名前を「Eurekapu株式会社(エウレカープ(株))」とします)はリンゴの販売(八百屋)が主な事業です。たまにバナナなども登場します。
当社の代表取締役はクチヒゲさんです。 農家を営むアゴヒゲさんからリンゴを仕入れ、レストランを営むハートさんにリンゴを売上げます。

各用語の解説は各Partで後述しますので、わからない用語はとばして大丈夫です。

仕入先は必ず当社の左側に、得意先は当社の右側に位置させています。 これは費用が左側に位置すること、収益が右側に位置することに合わせています。 これにより原則、お金は右から左に流れ、モノは左から右に流れます。
また、銀行も当社の右側に位置させています。 これは負債が右側に位置することに合わせています。 債務の発生も当社の右上に位置させることで負債の発生位置と合わせています。
出資者(株主)も当社の右側に位置させています。 これは純資産が右側に位置することに合わせています。
図の見方から脱線しますがこのように、会計では企業にお金が増えたとき、大きく3つにわけます。 1つ目は借りたお金、2つ目は(出資して)もらったお金、3つ目は稼いだお金です。
借りたお金を返せば、債務はなくなります。 反対に、お金を貸せば、債権が発生します。このように、お金を貸したときに発生する債権は、当社の左上に位置させています。これは資産の増加が左側に位置することに合わせています。
債権・債務など目に見えないモノ(抽象概念)は点線で表し、現金のような目に見えるモノは実線で表します。 色使いは好みがわかれると思います。ここでは、債権は将来的にお金に変わる「幸せなモノ」なので温かいピンク色、債務は将来的にお金が出ていく「嬉しくないモノ」なので寒いイメージのある青色を使いました。

では、Part1の会計の基礎知識から始めていきましょう!