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まぎらわしい勘定ざっくりまとめ!

これまで、いろいろな債権・債務に係る勘定科目を確認してきました。
ですので、まずは、その整理を丁寧にやってみます。

各章で詳細を解説します。スライドをパラパラと眺め債権債務の関係をつかみつつ、ここでは要点のみざっと触れていきましょう。

「売掛金」と「未収入金」「と「未収収益」の違いとは

売掛金と未収入金と未収収益の違いについて 」 にて詳細に解説しています。

この3つの勘定科目は、「 将来的に金銭を受け取る権利(債権)」を表す資産の勘定科目です。

この「金銭債権(未回収の代金)」について、
①取引が一度きりか否か、
②主たる営業活動で発生したものか否かで3つに分かれます。

単発取引で、かつ、主たる営業活動で発生した債権は「売掛金」に分類します。
単発取引で、かつ、主たる営業活動以外で発生した債権は「未収入金」に分類します。
契約に基づく継続的な取引で発生した債権は「未収収益」に分類します。

「前受金」と「前受収益」の違い

「前受金」と「前受収益」の違いとは 」 にて詳細に解説しています。

この2つの勘定科目は、「 将来的にモノ(物・サービス)を引き渡す義務(債務) 」を表す負債の勘定科目です。

代金は預かったが、「未だ提供していないモノを将来的に提供する義務」について、その対象となる取引が一度きりか否かで2つに分かれます。

単発取引で発生した前受債務は「前受金」に分類します。
契約に基づく継続的な取引で発生した前受債務は「前受収益」に分類します。

「買掛金」と「未払金」と「未払費用」の違い

買掛金と未払金と未払費用の違いについて 」 にて詳細に解説しています。

この3つの勘定科目は、「将来的に金銭を支払う義務(債務)」を表す負債の勘定科目です。

つまり、モノ(物・サービス)の提供を受けたが、いまだその対価を支払っていない状態です。

売掛金と未収入金と未収収益で確認したのと同様に、
この「未払いの代金(対価)」について、
①取引が一度きりか否か、
②主たる営業活動で発生したものか否かで3つに分かれます。

単発取引で、かつ、主たる営業活動で発生した債務は「買掛金」に分類します。
単発取引で、かつ、主たる営業活動以外で発生した債務は「未払金」に分類します。
契約に基づく継続的な取引で発生した債務は「未払費用」に分類します。

「前払金」と「前払費用」の違いとは

買掛金と未払金と未払費用の違いについて 」 にて詳細に解説しています。

提供されるモノを受けとる前に先に代金(対価)を支払った場合に、「前払金」と「前払費用」は発生します。

つまり、この2つの勘定科目は、 「将来的にモノ(物・サービス)を受け取る権利(債権)」を表す資産の勘定科目です。

この「代金の前払い」について、取引が一度きりか否かで2つに分かれます。

単発取引で発生した前払債権は「前払金」に分類します。
契約に基づく継続的な取引で発生した前払債権は「前払費用」に分類します。

次は、具体的にそれぞ詳細をみてみましょう。