会計・簿記の基礎知識
ここではまず、会計の基礎知識をざっと確認します。
最も大切なポイントは2つ
会計・簿記の基礎知識として、最もお伝えしたいことは 2 つだけです。
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簿記にはたった「 5つの要素 」しかない
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「仕訳」というものがあり、最初はこれも王道の 5パターンだけ覚えればよい
この2つさえ理解できてしまえば、あとは様々な取引事例にできるだけ多く慣れ、仕訳の作法(どの取引にどの要素のどの勘定科目を当てはめるのかなど)に慣れるための練習問題を数多くこなすことが大切です。
仕訳の演習問題については「 まとめ - 仕訳演習問題 」に日商簿記3級の論点の仕訳問題を用意しました。
簿記とはつまるところ、「モノの数え方」です。 それさえ頭に入れられれば、あとは取引を5つの要素に整理整頓するための「勘定科目」を覚えるだけです。 英語も単語数は多いですが、5文型しかないのと同じで、会計・簿記も勘定科目は多いように思うかもしれませんが、大きな分類でたった5要素だけしかありません。
以下は、この章の各セクションのまとめです。 会計独特の用語に徐々に慣れていきましょう。
- 1. 会計とは
- ・会計と簿記の違い
- ・会計とファイナンスの違い
- ・企業の3つの活動
- 2. 財務諸表とは
- ・フローとストック
- ・貸借対照表(B/S)・損益計算書(P/L)・キャッシュフロー計算書(C/S)
- ・5つの要素と勘定科目
- ・会計期間
- 3. 簿記とは
- ・簿記全体の流れ
- ・仕訳とは
- ・仕訳の作り方
- 4. 仕訳はなぜ左と右に分かれるのか。
- ・一般的な数え方
- ・勘定を使った(単式簿記の)数え方
- ・複式簿記の数え方