【図解】簿記3級 - 「当座借越」への振替
当座借越の決算処理はすでに 「3. 預金勘定 - 取引概要」 で確認済みです。
決算の処理
決算時まで貸方残高が残っていた場合(つまり借入の状態になっている場合)、 決算整理として「当座借越」勘定や「借入金」など適切な負債勘定に振り替えます。
例題で確認
これについて、仕訳で再度確認しておきましょう。
Q-042の例題で、期末に貸方残高となった「当座預金」勘定の残高を負債勘定(この例では「当座借越」勘定)に振り替えています。
翌期首の処理
簿記3級での当座借越の期中処理は、「当座預金」勘定で処理することが前提です。 したがって、期末の決算時に負債勘定に振り替えた「当座預金」勘定の貸方残高分は、翌期首に決算処理仕訳と反対の処理(再振替仕訳)を行います。
こうしておけば、翌期の期中処理として「当座預金」勘定で処理しやすくなります。
※ 「3. 預金勘定 - 取引概要」 で期中の処理は確認ください。
次は、貸倒引当金について確認しましょう。