【図解】簿記3級 - 精算表の作り方
日商簿記3級では、紙面の帳簿を前提にしていることは最初に申し上げました(「 概要とまとめ 」)。
それによって、極めてわかりずらいものの1つがここで扱う「精算表」です。
実務では、精算表を紙で作ることはまずあり得ません。
なぜなら、とっても手間だし、可読性は低いからです。
通常、表計算ソフトの「エクセル」などを使って作ることが多いと思います。
※(日商簿記3級に合わせ)精算表を紙面で作る前提で、ここを解説しなければならないので、お付き合いください
精算表の形式
ひとまず、見た目から確認します。
日商簿記3級で見かけることになる「精算表」はこのような形式です。
横の列
ここには、決算整理前の残高試算表欄、
決算などの修正仕訳の記入欄、
残高試算表に修正額を足したり引いたりして損益計算書欄と貸借対照表欄があります。
損益計算書の列では、費用と収益を計算し、
貸借対照表の列では、資産と負債と純資産の項目を計算します。
資産・負債・純資産項目
上から、貸借対照表の項目が並びます。
収益・費用項目
次に、損益計算書の項目が並びます。
決算整理項目
残高試算表の合計欄より下の項目は、決算整理などの修正記入欄です。
※決算整理項目だからここに集めるわけではなく、
期中の勘定残高がなく、決算整理で初めて使った勘定について、精算表上で追加したイメージです。
ここは紙面を前提にしているためわかりにくいところです。
当期純利益
当期純利益は、最後に貸借差額から計算します。
P/Lの当期純利益をB/Sにつなげると、貸借がバランスします。
横の列
ここには、決算整理前の残高試算表欄、
決算などの修正仕訳の記入欄、
残高試算表に修正額を足したり引いたりして損益計算書欄と貸借対照表欄があります。
損益計算書の列では、費用と収益を計算し、
貸借対照表の列では、資産と負債と純資産の項目を計算します。
資産・負債・純資産項目
上から、貸借対照表の項目が並びます。
収益・費用項目
次に、損益計算書の項目が並びます。
決算整理項目
残高試算表の合計欄より下の項目は、決算整理などの修正記入欄です。
※決算整理項目だからここに集めるわけではなく、
期中の勘定残高がなく、決算整理で初めて使った勘定について、精算表上で追加したイメージです。
ここは紙面を前提にしているためわかりにくいところです。
当期純利益
当期純利益は、最後に貸借差額から計算します。
P/Lの当期純利益をB/Sにつなげると、貸借がバランスします。
精算表の記入方法
次に、スライドで記入のイメージを確認しましょう。
Step1_決算整理仕訳を作成し、記入。
決算整理仕訳を記入しましょう。
決算整理前の残高試算表の「商品」勘定の残高は、期首の棚卸高です。
Step2_P/LとB/Sの各残高計算。
例として、商品勘定と仕入勘定の計算のイメージを図にしています。
難しいことは何もなく、単に、精算表上で勘定の計算をすればよいだけです。
Step3_当期純利益の算定。
すべてのB/SとP/Lの記入を行い、 最後に「当期純利益」欄を貸借差額で計算 します。
Step1_決算整理仕訳を作成し、記入。
決算整理仕訳を記入しましょう。
決算整理前の残高試算表の「商品」勘定の残高は、期首の棚卸高です。
Step2_P/LとB/Sの各残高計算。
例として、商品勘定と仕入勘定の計算のイメージを図にしています。
難しいことは何もなく、単に、精算表上で勘定の計算をすればよいだけです。
Step3_当期純利益の算定。
すべてのB/SとP/Lの記入を行い、 最後に「当期純利益」欄を貸借差額で計算 します。
精算表の記入は、実践あるのみです。
問題集や過去問を使って、実際に手を動かし、問題を解き、何を理解して何を理解できなかったのかを正確に把握することが大切です。