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【図解】簿記3級 - 補助簿_仕入帳と買掛金(仕入先)元帳

仕入取引の明細を記録するために 仕入帳 を利用します。
また、買掛金勘定について、取引先別の残高などを把握するために、 買掛金(仕入先)元帳 を利用します。

  1. 補助記入帳
    特定の 取引 の明細を記録するものです。
  2. 補助元帳
    特定の 勘定 について、取引先別、品目別または、種類別に明細を記録するものです。

1_記載内容-仕入帳

補助記入帳である、仕入帳にはどんな項目が記録されるのかを確認しましょう。

1_摘要欄
仕入先名・決済方法・商品名・仕入数量・仕入単価を記録します。
2_内訳欄
商品の種類別の金額、引取費用などを記録します。 この図では、リンゴだけの例なので、ミカンやバナナを同時に仕入れれば、行を増やし記録します。
3_仕入諸掛
仕入諸掛は仕入原価に加算します。
※なお、売上諸掛は「運送費」等の勘定科目で発生時費用処理でした。
2. 商品売買 - 取引概要を参照 )
4_仕入戻し・値引き
紙面を前提にすれば、仕入戻し(仕入返品)・仕入値引きがあれば、赤字で記載されるようです。 この図では、マイナス表記「▲」でそれを表現しています。
※値引きは、簿記3級の出題対象から除かれました
5_締め
「総仕入高」には、返品や値引き前の総額を記録し、 「仕入戻し高」には、返品や値引き額を記録し、 「純仕入高」には、総仕入高から仕入戻し高を差し引いた金額を計算して記録します。
1_摘要欄
仕入先名・決済方法・商品名・仕入数量・仕入単価を記録します。
2_内訳欄
商品の種類別の金額、引取費用などを記録します。 この図では、リンゴだけの例なので、ミカンやバナナを同時に仕入れれば、行を増やし記録します。
3_仕入諸掛
仕入諸掛は仕入原価に加算します。
※なお、売上諸掛は「運送費」等の勘定科目で発生時費用処理でした。
2. 商品売買 - 取引概要を参照 )
4_仕入戻し・値引き
紙面を前提にすれば、仕入戻し(仕入返品)・仕入値引きがあれば、赤字で記載されるようです。 この図では、マイナス表記「▲」でそれを表現しています。
※値引きは、簿記3級の出題対象から除かれました
5_締め
「総仕入高」には、返品や値引き前の総額を記録し、 「仕入戻し高」には、返品や値引き額を記録し、 「純仕入高」には、総仕入高から仕入戻し高を差し引いた金額を計算して記録します。

本コンテンツ内での仕入帳の記載内容

紙面を前提にした仕入帳の摘要欄と内訳欄は、2段に分かれているため、ぱっと見わかりずらいです。
したがって、本コンテンツ内では、以下のように横一列に並び替えた仕入帳を使用したりします(売上帳も同様にします)。

2_記載内容-買掛金元帳

1_人名勘定欄
買掛金元帳には、各仕入先の社名などを用いた「 人名勘定 」を設けます。 下の「総勘定元帳の「買掛金勘定」と「買掛金元帳」のつながり」のように、「A社」「B社」と仕入先ごとに買掛金元帳を作ります。
2_摘要欄
取引の概要を記録します。
3_借方・貸方
買掛金の発生は貸方(右)側に記録し、その消滅を借方(左)側に記録します。
4_残高欄
残高欄には、その時点の残高を記録します。なお、通常、買掛金の残高は貸方残にしかなりません。
5_締め
残高を借方欄に書き写し、借方と貸方の合計を記入後、翌月に繰り越します。
1_人名勘定欄
買掛金元帳には、各仕入先の社名などを用いた「 人名勘定 」を設けます。 下の「総勘定元帳の「買掛金勘定」と「買掛金元帳」のつながり」のように、「A社」「B社」と仕入先ごとに買掛金元帳を作ります。
2_摘要欄
取引の概要を記録します。
3_借方・貸方
買掛金の発生は貸方(右)側に記録し、その消滅を借方(左)側に記録します。
4_残高欄
残高欄には、その時点の残高を記録します。なお、通常、買掛金の残高は貸方残にしかなりません。
5_締め
残高を借方欄に書き写し、借方と貸方の合計を記入後、翌月に繰り越します。

主要簿の総勘定元帳の「仕入勘定」と補助簿の「仕入帳」のつながり

シンプルにつながりを確認するために、まずは現金仕入取引だけを使いました。

仕入勘定の残高と仕入帳の純仕入高の2つは、仕入帳を月末に締め切れば、つながります。

次は現金仕入取引ではなく、掛け仕入取引についても確認しましょう。

総勘定元帳の「買掛金勘定」と「買掛金元帳」のつながり

総勘定元帳の「買掛金勘定」だけで、取引先別に買掛債務の残高を把握しようと思っても、都度集計が必要であり、大変不便です。
そのため、買掛金の仕入先ごとの債務の増減やその残高などを把握するために「買掛金元帳」を利用し、取引先別(A社、B社、C社など)に買掛債務を管理します。

総勘定元帳の「買掛金」勘定には、買掛金の増減取引をすべて記録します。
買掛金元帳には、仕入先ごとの買掛金の増減取引を記録します。
したがって、仕入先がA社とB社だけであれば、 A社の買掛金元帳とB社の買掛金元帳の残高は、総勘定元帳の買掛金勘定の残高と常に一致 します。
以下のスライドでそれを確認しましょう。