【図解】簿記3級 - 補助簿_売上帳と売掛金(得意先)元帳
売上取引の明細を記録するために 売上帳 を利用します。
また、売掛金勘定について、取引先別の残高などを把握するために、 売掛金(得意先)元帳 を利用します。
- 補助記入帳
特定の 取引 の明細を記録するものです。 - 補助元帳
特定の 勘定 について、取引先別、品目別または、種類別に明細を記録するものです。
1_記載内容-売上帳
補助記入帳である、売上帳にはどんな項目が記録されるのかを確認しましょう。
本コンテンツ内での売上帳の記載内容
仕入帳同様に、紙面を前提にした売上帳の摘要欄と内訳欄は、2段に分かれているため、ぱっと見わかりずらいです。
したがって、本書では、以下のように横一列に並び替えた売上帳を使用したりします。
2_記載内容-売掛金元帳
買掛金元帳とほぼ同じです。
主要簿の総勘定元帳の「売上勘定」と補助簿の「売上帳」のつながり
仕入取引同様に、シンプルにつながりを確認するため、現金売上取引だけを使いたいのですが、 売上取引では、商品を仕入なければ、売上はたたないため、量が増えますが、仕入取引で仕入れた商品を同日に売上げるという前提の取引例にしました。
売上勘定の残高と売上帳の純売上高の2つは、売上帳を月末に締め切れば、つながります。
次は現金取引ではなく、掛け売上取引についても確認しましょう。
総勘定元帳の「売掛金勘定」と「売掛金元帳」のつながり
総勘定元帳の「売掛金勘定」だけで、取引先別に売掛債務の残高を把握しようと思っても、都度集計が必要であり、大変不便です。
そのため、売掛金の取引先ごとの債権の増減やその残高などを把握するために「売掛金元帳」を利用し、取引先別(a社、b社、c社など)に売掛債権を管理します。
総勘定元帳の「売掛金」勘定には、売掛金の増減取引をすべて記録します。
売掛金元帳には、得意先ごとの売掛金の増減取引を記録します。
したがって、得意先がa社とb社だけであれば、 a社の売掛金元帳とb社の売掛金元帳の残高は、総勘定元帳の売掛金勘定の残高と常に一致 します。
以下のスライドでそれを確認しましょう。